性同一性障害の専門医認定制度を創設へ。保険適用にも期待か

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身体的な性別と心理的な性別が一致せず違和感に苦しむ性同一性障害(GID)について専門知識のある医師を育てようと、医師や研究者、当事者ら約1100人でつくるGID学会(理事長、中塚幹也・岡山大教授)が認定医制度の創設に乗り出す。

現行法では性別を変更するには外科的手術が不可避な一方、適切な手術ができる国内の医療機関は限られている。同学会は「医師の質を保証することでGIDを取り巻く環境を改善し、手術の保険適用につなげたい」としている。

GIDを巡っては2004年に施行された性同一性障害特例法により、性別適合手術を受けるなどの「条件付き」で戸籍上の性別の変更が認められるようになった。以降、性別を変更する人は年々増えており、一般社団法人「gid.jp日本性同一性障害と共に生きる人々の会」によると14年末までに計5166人に上る。
 
しかし、性別適合手術は保険適用が認められていない。そのため同学会によると、費用の安いタイなどの外国や設備が整っていない国内の医療機関で手術を受け、術後に後遺症などのトラブルになるケースもあるという。
 
保険適用外である理由について、厚生労働省保険局の担当者は「手術の有効性や合併症などの安全性についてまだ議論が必要」と説明した上で、認定医制度に関しては「きちんと診断、治療できる医師を認める制度であれば保険適用につながる可能性はある」とする。
 
認定医となるために受講を要する科目としてはGIDの診療や手術について学ぶ「医療系」のほか、社会の変遷や法律、学校、家族などに関することを学ぶ「社会学系」も予定している。まずはGID学会の理事を務める医師らが受講し、今年度中に最初の認定医が誕生する見込み。来年からは面接や試験を行うなどして、内容や基準を整備していくという。
中塚教授は「認定医制度があれば、若手医師の育成にもつながる。国内で手術が受けやすくなる環境づくりを進めたい」と話している。
専門認定制度にオレは大賛成だ。なぜなら、今まで症例経験の少ない医師が手術することによって命を落としている当事者が居るのが事実だから。
安価だけが理由で性同一性障害の手術の知識がない、もしくは少ない医師に執刀してもらうのは自殺行為と同じだと思う。
認定医制度にして、そこでしか治療が出来ないような決まりを定めれば、術後に命を落とすことも、トラブルも最小限に抑えられるだろう。
 
国内、海外については当事者それぞれの選択であり、タイのヤンヒー総合病院やガモン病院などは症例も多いので比較的信用が置けると思う。
ちなみにオレは国内で一番症例の多い病院での手術を選択した。もちろん専門医でGID(性同一性障害)専門外来もある。
大切な命を預けるにはやはり金額よりも技術を重視したかった為だ。
 
あとは、保険適用になることは、これから治療する当事者にとっては非常に喜ばしいことかもしれないが、またひとつハードルが下がることで安易に治療に踏み込んでしまう人が増えないかは心配ではある。

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ABOUTこの記事をかいた人

1977年8月12日生まれ。性同一性障害の当事者で35歳まで女性として生きる。2013年に戸籍を男性に変更。現在はカウンセラー、コーチ、 トレーナーとして活動中 。