LGBT(セクシャルマイノリティ)の就活の問題点とは?

スポンサーリンク

女性の体で生まれたが、心の性別は男性。いわゆる性同一性障害(FTM)の就活、転職活動に関する記事を見つけたのでそれについて、オレの意見を含め書いていこうと思う。

3月中旬、トムさんは都内で開かれたLGBTの学生を対象にした就職活動のイベントに参加した。就活で自分でセクシュアリティをカミングアウト(告白)するべきかどうか悩んでいるからだ。トムさんが女性という性別に違和感を持ち始めたのは小学生の頃。中学生になるとはっきりトランスジェンダーであることを自覚。男物の服を着るようになった。

就活サイトには女性名で登録し、性別も「女性」と記入しているが、応募書類用の写真はメンズスーツで撮影。企業訪問にも男性の服装で行く。
「着たくない女性用のスーツを着るのは精神的に負担」とトムさん。しかし、面接の時、相手が自分の顔と名札を見比べて困惑しているのが分かる。
 「カミングアウトしていないことが、自分にも相手にもストレスになっている。でも、タイミングが分からない…」。手探りの状態で活動している。
 

“優しい企業”の目安がない

東京都内の大学4年の男子学生(22)は、就活を前に大学のキャリアセンターの職員に自分がゲイであることを打ち明けた。すると、「カミングアウトして、日本企業に就職するのは難しいのでは」と言われ、ショックを受けた。
「自分らしく働けることを重視している。できれば自分のセクシュアリティを受入れてくれる企業で働きたい」と男子学生。企業説明会などでは人事担当者に「LGBTについてどう考えるか」を尋ね、反応を見ながら活動している。
社内にLGBTについて理解する風土があれば働きやすい。しかし、外からはどの企業に理解があるのか、分かりづらい。
 「LGBTの学生は、働くイメージを持てずに就職活動で悩むケースが多い。LGBTの社会人と接する機会は必要」。LGBTの若者を支援するNPO法人、リビット(東京都武蔵野市)の薬師実芳(みか)代表はこう指摘する。
 
イギリスなど海外では、LGBTに優しい企業のランキングを発表している国もある。しかし、日本では「目安」になるものがほとんどないのだ。勇気を出して面接でカミングアウトした結果、「子供を産みたくないのか」「採用は難しい」などと言われて傷ついた学生もいるという。悩んだら相談できる場がある
ただ、状況は変わりつつある。LGBTの学生の就活支援や相談を行う団体が徐々に増えている。リビットは今年、大学のキャリアカウンセラーを招いてLGBTのための自己PRセミナーを開いたり、NECなど企業と共同でイベントを開催したりした。参加した学生の一人は「自分らしく働ける会社があることが分かった。参加してよかった」と語った。
薬師代表は「企業の間でもLGBTの認知が進みつつある。悩んだら、相談できる場があることを知ってほしい」と話している
確かにLGBT当事者にとって就活や転職活動は一般の人に比べれば超えなきゃいけないハードルは多いと思う。
オレ自身も転職活動の際は、面接の段階で自分は性同一性障害(FTM)で将来的に戸籍変更を予定しているので、男性として働かせてくれときっぱり断言していたせいで
数十社の面接に落ちた経験がある。
悔しいかったりムカついたりしたけれど、最終的にたどり着いた答えは「セクシャルで採用を見送る企業に偶然にも採用されても、その先自分らしく仕事をしていけないと思うから、不採用になって良かったと今では思っている。時にはあからさまに腫れものに触るような目でみられることもあった。
 
でも数十社受ける中では、「そんなの関係ありませんよ。仕事をこなしてくれれば問題ないです」とちゃんと受け入れてくれる企業もあるのは事実。
要は当事者本人が企業側にLGBT当事者であることカミングアウトすることにビビっているだけなんじゃないだろうか?
 
中には身体の性別で何もなかったように就職し、その後治療などに入って行く際に職場の人にあらぬ混乱を招くことになりかねない。それは企業側にとっては迷惑な話だと思う。
オレも長いこと人事職をやって来たが、いきなりカミングアウトされたらどう対応したらいいか困ったと思う。
まずは、社員に周知させなければならないし、制服や更衣室やトイレの問題も出てくる。
だからオレはセクシャルを隠して働くことは推奨しない。
 
もちろん、完全に仕事とプライベートで性別の割り切りが出来るのならばそれでいいかもしれない。
でも、望みのセクシャルで働く為には、覚悟をもってカミングアウトすることが必要だとオレは思うんだよね。
そして案外堂々とカミングアウトすれば受け入れてくれる企業は結構ある。これはオレの周りのFTMやMTFの方もカミングアウトいた上でちゃんと就職して働いている人は沢山いるから。
 
問題なのは自分のセクシャルに自信がもてず、それはLGBTに優しくない企業のせいだと決め付けるのは違うんじゃないか?
厳しい言い方かもしれないけど、いつまでも支援を待っているだけではなく、自分自身でも道を切り開いて行って欲しいと思う。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

1977年8月12日生まれ。性同一性障害の当事者で35歳まで女性として生きる。2013年に戸籍を男性に変更。現在はカウンセラー、コーチ、 トレーナーとして活動中 。