韓国で起きた悲しすぎるLGBTへの偏見や差別の実情

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今回はセクシャルマイノリティへの偏見や差別の実情(韓国編)について書いて行きます。

まずは下記の記事を読んで欲しい。

ある青年の死と韓国の現状

2003年4月、19歳の青年が「こんな阿鼻叫喚のような世界は嫌だ」と遺書を残して自ら命を絶った。

彼の名はユグダン(六友堂)、本名はユン・ヒョンソク。熱心なカトリック信者で詩人だった。

「僕は自分が異常だとは思わない。利き手が右の人もいれば左手の人もいるように、この道があれば、あの道もある。普通の人は『人通りの多い道』を歩むならば、僕は『人通りの少ない道』を歩むだけだ(2002年10月8日、彼の日記より)

彼はアウティングされ学校でイジメにあった。うつ病を患い高校中退を余儀なくされた。その後、2003年3月から同性愛者人権連帯で専任として働き始めた。周りの大人はびっくりしたが、彼は堂々としていた。

ところが、そんな彼の勇気は、心ない大人たちの呪いの言葉にかき消されてしまった。
2003年4月、保守プロテスタント系の韓国キリスト教総連合会は、青少年保護法から同性愛差別条項を削除せよという国家人権委員会の勧告に対して「同性愛者はソドムとゴモラのように硫黄の火で裁かれるべき」「同性愛は創造秩序に刃向かいエイズを拡散させる」との声明を出した。キリスト教系全国紙の「国民日報」などはセクシュアルマイノリティに対するヘイトを煽る記事を連発した。ロザリオを常に持ち歩き「アントニオ」という洗礼名を持つ熱心なカトリック信者だったユグダン。いくら抗っても嵐のように吹き荒れるヘイト抗いきれなくなった。そして4月25日、自ら命を絶った。

6ページからなる遺書には次のようなことが書かれていた。

「スッキリした。死んだらためらいなく言えるだろうから。僕はゲイだって」「僕が死ぬことで、同性愛サイトが有害サイトリストから削除されて、ソドムとゴモラ云々するうわべだけのクリスチャンたちが何かに気づいてくれるのなら、僕の命ぐらいくれてやる」彼は青少年セクシュアルマイノリティ運動のシンボルとなった。毎年4月には彼の追悼式が行われている。

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あれから十数年、セクシュアルマイノリティを巡る状況は少しは改善したように感じる。一方で、学校教育は改善せず、ヘイトの種は蒔き続けられている。中高生は学校で苦しい思いをしている。
大学生のDさんは高校時代、カムアウトもしていないのにホモだとイジメられた。体格が小さく痩せていたからだ。「本当にゲイかどうかはあまり関係ないと思う」と語る。

高3のLさんは恥ずかしがりという理由でイジメにあっている。ロッカーに入れてあった教科書全部に「あたしはホモ」と落書きされていたのを見つけてしばらくふさぎ込んだという。

2012年にNGO「セクシュアルマイノリティ差別反対レインボー・アクション」がセクシュアルマイノリティの青少年221人を調査したところによると、

学校で受けている差別が「非常にひどい」「ひどい」と答えた人は54.3%(120人)
「差別はない」と答えた人は3.6%に過ぎなかった。

受けた差別として61・5%が同級生からのヘイトスピーチ、39.8%が教師からのヘイトスピーチ、29.4%がアウティング、セクシュアルハラスメントが5.4%だった。
「授業中に先生が『コンドームが女性の解放をもたらした』との話をしていた最中に突然『レズっているだろ?同性愛者か?精子銀行から精子もらってきたり養子をもらってきたりしてるだろ?あんなのやめろ。かわいそうだろ。父親も母親も女ってバカバカしい』と言い出してショックを受けた」(某中学校)
「性教育をやりたくないからビデオを流しているだけの教師が授業中にいきなり『ホモは汚い』と言い出した。おまけに僕がゲイだとばらしたからいたずらメールや電話が殺到した」(某高校)「同性愛なんか精神病だよ。お前らの中にはあんなキチガイいないよな?」「エイズはみんなあいつらが男同士でセックスしてるからだろ」「変なやつは大抵ホモだよ」(某高校教師の言葉)

ヘイトスピーチに悩まされて学校を辞めたり自殺を図る子どもたちもいる。教師が当事者にヘイトスピーチを投げつけている。中には子どもがセクシュアルマイノリティを知っているのにヘイトスピーチを行う教師すらいる。そして、他の子ども達にも差別思想を植え付けている。

韓国政府は2007年より、国連人権理事会の勧告に従って差別禁止法の導入が進めている。これは憲法に基づき、性別、障害、兵役の有無、年齢、出身国、出身民族、人種、肌の色、言語、出身地域、結婚、宗教、思想などあらゆる差別を禁止する包括的な差別禁止法案だ。

ところが、2007年、2010年、2012年の3回に渡って試みられた法案成立はいずれも失敗した。その理由は保守キリスト教系団体からの激しい妨害によるものだ。彼らは差別禁止法の条項に「性的指向」が含まれていることを反対の理由としている。

「法が成立すると、同性愛が拡散してはならない、同性愛は罪だと学校で教えられなくなる」などと述べて激しい反対運動を繰り広げている。
ちなみに2013年7月の世論調査では59.8%が差別禁止法は「必要」だと答えている。

各自治体でも同様の理由で「学生人権条例」の制定を進めているが、同様に難航している。成立にはこぎつけたものの、保守キリスト教系団体の激しい反対で「性的指向による差別禁止」条項が削除されたり、条例の成立そのものができない状態だ。

2015年5月現在、全羅南道の光州市で学生人権条例の審議が行われているが、保守キリスト教系団体の会員数百人が審議会の会場に乱入し「同性愛者は人権保護の対象ではない」などと叫び激しい抗議運動を展開。今後の真偽に暗雲が立ち込めている状況だ。「彼らが気づいてくれるのなら僕の命はくれてやる」との言葉を遺してあの世へ去っていったユグダン。

「君の思いは通じたよ」と言える状況にはまだほど遠い。

出典:SEOUL×TOKYO

セクシャルマイノリティ=キチガイ?歪んだ思想

オレ自身は無宗教だし、韓国のことはよく知らないし人種や、信仰だけで人を差別や偏見の目で見ない。けどさ、こんな酷い現状があっていいのだろうか?
セクシャルマイノリティ当事者ってだけでキチガイだの変態だのっていうのは歪み過ぎでしょ?完全に本質を見失っている。

セクシャルマイノリティの当事者の中にも世の中に悪影響を及ぼした人も居るのかもしれない。いや、絶対に居るだろう。だけどそれはセクシャルマイノリティだからとか関係なくマジョリティ(性的多数派)と同じくその人自身の問題だろう。
○○だからとかってカテゴライズして決めるのはどうだろうか?

教育者がどうかしてる

オレはこの記事を読んで一番怒りを感じたのが教育者としての資質が明らかに欠落している先生が多いってこと。
学校で差別を受けていると答える生徒が54.3%その中で先生からの差別が39.8%。
先生って生徒を差別する為に学校にいるの?生徒に差別することを教える為にいるの?違うでしょ?
これは韓国に限ったことではないと思う。教育者にはもっともっと考えて欲しい。大切な子供の命がこれ以上奪われない為にね。

 

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1977年8月12日生まれ。性同一性障害の当事者で35歳まで女性として生きる。2013年に戸籍を男性に変更。現在はカウンセラー、コーチ、 トレーナーとして活動中 。