オレ「性同一性障害」です。その8治療編part4性別適合手術(SRS)

本日は性同一性障害(GID,FTM)のその8です。前回記事でも書きましたがの治療の流れは下記のようになってます。
※病院や個人によって順番は多少前後します。

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「治療には色々な段階があります。」

基本的な流れは、日本精神神経学会の「性同一性障害に関する診断と治療のガイドライン」に書かれています。

日本精神神経学会HPはこちら

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基本的にはこれに沿って治療を進めていきます。乳腺切除、乳房切断に次いで外科的治療の第2ステップとして「性別適合手術」があります。

「性別適合手術(SRS)」とはなにか?」

「性別適合手術(SRS)」下記の手術があります。

・子宮卵巣摘出術

・膣粘膜切除

・膣閉鎖術

・尿道延長術

・陰茎形成術

最低限、戸籍取扱い変更に必要となってくるのは子宮卵巣摘出術です。それ以降の手術に関しては自己判断でするかしないかは決めて行きます。

「子宮卵巣摘出術は大きく3つの術式に分けられる」

①開腹手術

②内視鏡手術

③膣式手術(膣の中から器具を入れ取り出す)

オレの場合は、仕事の関係上早く復帰をしなければいけなかったので1番体に負担の少ない③の膣式手術を選択しました。

この手術を行える医師は日本に1名しか居ないそうですオレは乳腺切除、乳房切断をしたクリニックにてその先生に執刀医をしてもらえました。

「手術の流れ」

前日に彼女(現在の妻)と名古屋入りし術後しばらく滞在するビジネスホテルに宿泊。前日に済ませておく事は

・爪切り

・21時以降の絶飲食、

・下の毛を全部剃る、

・浣腸をする

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1回目挑戦した時には上手く行かず肛門から大量出血しましたWマジで痛かったですよ(ノД`)・゜・。それでもなんとか完了。翌日に備えて睡眠薬を飲み就寝。この浣腸を手術当日の朝にも行い昼ちょっと前に病院に向かいました。

「手術当日」

朝7時にもう一回浣腸をして9時にタクシーで病院へ。病院についてすぐに手術着に着がえて点滴を開始。9時45分に手術室へ入る。麻酔科医の先生に全身麻酔をされてからの記憶は全くない。
記憶が戻ったのは夕方位だった気がする。手術時間は3時間ちょっとだったらしい。

「手術直後」

手術はそんな感じで無事に終わったけど、麻酔から覚めたその後はマジできつかった。

まずは頭が朦朧として面会に来てくれた嫁さんともまともに話せない。それに加えて下腹部がめちゃくちゃ痛む。一晩で3回痛み止めの点滴を追加してもらった。吐き気も辛かったね。吐き気止めの点滴も2回追加してもらった。その日の夜は浅い眠りにしかつけなかった。上手く身動きが取れず腰とか首も朝になるころには物凄く痛かった。全身麻酔だったせいか、眠気っていうかフラフラ感も次の日の朝まで続いてた。おっぱい取った時の麻酔は硬膜外麻酔だったので、すぐに麻酔は切れて意識もすぐにはっきりしてたからね。やっぱり全身麻酔の威力は凄い。目が覚めて良かったとつくづく思った。

手術2日目の朝、ゼリータイプの飲物をくれた。一気に飲み干しました。その後すぐに、お粥と味噌汁が出て来たんだけど全く食べれず・・・臭いだけで吐き気を催したから。無理して食べなくてもいいと言ってくれたので全部残した。

食事が終わったら先生の回診。「問題ないよ」と言われて安心。背中に刺さったままの麻酔の針と尿道カテーテルを外せてもらえた。

退院に向けて点滴を吊るしてある台に捕まり歩行練習。自分でトイレに行く練習。もっと痛みが凄かったり、フラフラするのかと思ってたけど割とあっさりクリアーできた。という事で点滴も外れて病院からは退院する事に。

「退院後」

近所のビジネスホテルでの生活がスタートした。

 ホテルの部屋まで看護師さんが付いてきて来てくれたので安心。嫁さんが仕事を終わらせて夜来てくれたから良かったけど、ビジネスホテルでの生活ではなんやかんやハプニングの連続だった。

まずは食べる事を生き甲斐としていた位のメタボリックなオレが全く食べられない。食べ物の臭いを嗅いだだけで吐き気がする。主食はゼリー。これだけは食べれたってより飲めれた。

次に発熱。
微熱だったけど頭痛が酷かったから念のため病院に行って治療をしてもらった。どうやらホルモンバランスの崩れが原因だった(規則的に注射していた男性ホルモンを手術の為に1か間打っていなかったから男性ホルモン値が下がりきっていた)ので、男性ホルモンの注射を打ってもらい、抗生物質を変更してもらったら良くなった。

次に下腹部痛。これは自分で座薬を何本もぶち込んだ。お蔭様で座薬の挿入がかなり上手になりました(笑)

一番苦しかったのが人生初の便秘だった。出そうなのに出ない。お腹がどんどんパンパンになって行く。病院でもらった軽い下剤を飲んでも出ず、早朝から営業している薬局に浣腸を買いに行き、やっと出た。そもそも水分かゼリー状のものしか口にしていないので液体気味だったけど出た事で一気に楽になった。

ホテルで苦しんで感じた事はとにかくここの病院の先生も看護師さんもとても患者思いである。24時間電話で看護師さんが相談に乗ってくれて、その後に先生から現状の様子を聞く為に直接電話が来る。看護師さんならあるかもだけど先生までこまめに連絡をくれる。

ここの病院を選んでホント大正解。

本当ならば10日間名古屋に滞在しなくちゃいけないんだけど、回復も順調だったし、何よりホテル住まいが耐えられなくなり、先生にめちゃくちゃお願いして、特別に術後3日目に帰宅させてもらった。(安静の約束でね。あとは本院が自宅の近くにあるから。)

やっぱり自宅が1番。リラックスできる。

がしかし、自宅に戻ってからが大変だった。腹痛や熱がずっと続き、結局東京の本院に通う事に・・・。

お腹の中に何かの液体が溜まっていて炎症を起こしていたらしく、検査と点滴の毎日。それでも改善されず、2回目の手術。これでダメなら開腹手術の可能性もあるとか・・・。全部で5針縫い合わせてあるんだけど、そのうちの2針を外し、そこから溜まった液体を出そうという作戦らしい。簡単な手術だったので麻酔なしでやったんだけど、今まで生きてきた中で一番って言っていい程の激痛。叫ぶのを抑えるのに必死だった。多分産まれて初めて痛さで足がガクガクしたわ・・・。

そんな状態だったから自宅に戻ってからもしばらくの間は1日2回位は先生から電話とかメールがきて状態の確認とアドバイスをくれた。体調が落ち着くまでに3週間位かかった。出血は1か月位続いた。

でも先生の適切な治療やアドバイスで乗り越えられた。先生ホントにありがとう。正直、精神的にも肉体的にもボロボロで嫁さんに弱音を吐きまくってた気がする。まあこんな感じで性別適合手術は完了した。

※医療機関によって異なります

 

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ABOUTこの記事をかいた人

1977年8月12日生まれ。性同一性障害の当事者で35歳まで女性として生きる。2013年に戸籍を男性に変更。現在はカウンセラー、コーチ、 トレーナーとして活動中 。